ゲーム「What Remains of Edith Finch」の話

ブログ読み返したら、暗い話しか書いてなくて自分でも引いたので
趣味の話でもしようかと思います。
ということでsteamの話です。
今年楽しかったsteamゲーの話をしたいと思います。

ご存じの方も多いかと思いますが、季節ごとのsteamのセールで
「うそだろ?!あの神ゲーPortalが99円!?」ってぐらい
(※先日のハロウィンセールでそうだった
ゲームが値引きされるので、ついいっぱい買っては積んでるゲーマーの一人です…。
よって発売されてから随分経ってからやることもしばしば…
ですのでそのゲームの話するにはいまさら感あるタイミングなのですが、
今年やった中で、良かったゲームの話をしたいと思います。
それはこちら


What Remains of Edith Finch

邦題は「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」
PS4とかだとこっちのタイトルで売られてますね。
おお…今だと792円…安い…(今ホリデーセール中だからね!
フィンチ家というのは ↑このお宅 なのですが、主人公はこのフィンチ家の末裔、エディスです。
このフィンチ家、一族に呪いがあります。
呪いとは「一家の一員が、早死や怪死をする」こと。


こちらのじいさまはフィンチ家の祖、オーディンさん。呪いはここから始まったのだ。
このゲームはそのフィンチ一族の、約100年間の
フィンチ家一家のひとりひとりの死んだ日の状況を追体験していくゲームです。

というと怖そうだけど、全くホラーじゃないです。
むしろドラマ性が強く、死を感じさせません。詩的でもあります。
プレイスタイルは似たようなゲームだと「Everybody’s Gone to the Rapture」や「Firewatch」が
近いかな~と思います。ウォーキングシミュレーター系です。
強いて言えば一人称なので酔いやすいのが難かなあ

以降ネタバレなので、パソコン持ってる人ははやくsteamで買うんだ…!

これがフィンチ家の家系図
(クリア時のものしか残ってなかったので、プレイ予定の人は薄目で見よう)
一番上の女の子が主人公のエディスです。
この一族のひとりひとりの部屋をまわり、それぞれの死の追体験をするのですが、
みな死に方にドラマがあって次はどんな死に方をするのだろうと
不謹慎ながらもワクワクしてしまう…
その見せ方も、全員違うというこだわりが素晴らしく美しいんです。

たとえば家系図下の方の、1960年に亡くなったバーバラの話。

こちらがバーバラの部屋。
彼女の映画ポスターにパネル…彼女は有名な子役女優でした。
しかし部屋の奥に進むと…

奥には大人になった彼女の生活圏があります。
くたびれたダイナーの制服があるだけで、大人になった彼女が何をしているのか
ひと目で分かるんです。
そして過去の自分の栄光を懐かしんでいて、また返り咲きたいと思っているのが、
この部屋だけでそれがわかる、その作り込みの細かさと丁寧さ。
バーバラだけでなく、それが一家全員に作り込まれてあり、
その人物がどんな人なのか、性格、なにが好きなのか、部屋だけで人となりが察せられるため、
新しい人物の部屋に行くと、ゆっくり回って観察する楽しみがあります。

そして彼女の死に様はチープな漫画で語られます。
まるで週刊誌のゴシップ記事のように。これが時代を感じていいんですよね~

また、表現として素晴らしいと思ったのが、エディスの兄にあたるルイスの話。
彼は鮭の缶詰工場で働いています。
↑のように、鮭を右ののカッターでカットして、上のレーンに流す仕事です。
辛いし、とても単純作業…!!!するとどうなるか

妄想が始まる…!!!

脳内で大冒険が始まる…!!!(笑

これ、すごい共感してしまったんですけど、
単純作業してると、脳内で妄想大爆発するの、すご~く納得してしまって
それがこうしてゲームで表現されてて拍手したくなりました。
このシーン、プレイヤーである私は、
コントローラーを右手で鮭をカットして、左手で脳内のダンジョン攻略してるんですよ(笑)
いそがしい

そして彼の大冒険の妄想はどんどん現実を侵食していき…
非常にドラマティックな展開で、うまく言葉にできなかったので
あえて言わないでおきます。
ただ、夢の世界に生きた彼に一番共感できましたし、彼の死に様は最も心に来ました。

 

そしてWhat Remains of Edith Finch、とタイトルにもある通り、
エディスについても語られます。そしてこの家の最後にも。
フィンチ家の100年の一族ひとりひとりを知ってしまったことで、
これは呪いなのかどうか考えてしまいますが、
まだこの血の物語の先を予感させる美しい結末でした。
そう、一本の映画や小説を読んだような感覚に陥りました。
丁寧に作られた、そして人間と家族への愛に溢れた作品だと思います。
3時間以下でクリア可能で、短いながらも心に残る一本ですので、
一人称酔いしない人にはぜひおすすめしたい…!

What Remains of Edith Finch(Steamページ)

ということで今年の推しsteamゲーでした

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